ウェディングレポート
新郎様はご自身で中華料理屋を営まれている料理人、新婦様は旧クルペ邸とも縁が深いドレススタイリスト。それぞれの道でプロフェッショナルとして日々ご活躍されているおふたりは、新郎様のお店に新婦様がお客様として訪れたことがきっかけで運命の出会いを果たしました。おふたりは、結婚式を通じて親御様へ感謝の気持ちをお伝えしたいというご意向はもちろんのこと、おふたりがお世話になった方々を親御様にご紹介したい、というお考えをお持ちでした。おふたりのこれまでの人生を支えてくださった皆様に、心から感謝の気持ちをお伝えしたいという想いを胸に、丁寧にご準備くださいました。
ドレススタイリストとして、多くのお客様の結婚式のお手伝いをされてきた新婦様。ご自身が結婚式に携わるプロフェッショナルだからこそ、ご自信の結婚式も一流のスタッフにお任せしたい、という想いをお持ちでした。新婦様が旧クルペ邸でお仕事をされる際、プランナーをはじめとした旧クルペ邸スタッフのプロ意識に魅力を感じてくださっており、この度ご自身の結婚式も旧クルペ邸スタッフにとお任せくださいました。また、旧クルペ邸の重厚感ある雰囲気が、おふたりが思い描く結婚式のイメージと合わさったことも一つの決め手に。おふたりらしさを表現する場として、旧クルペ邸をお選びくださいました。
お打合せは、衣裳やコーディネートは新婦様、お料理は新郎様が主導となって進められました。BGMは、おふたりが毎日夕食時に聞きながら決められたというこだわりのものをセレクト。また新郎様が、とある劇団の大ファンであり、結婚式もその劇団のような二部構成にしたいという具体的なイメージをお持ちでした。一部のテーマは『舞踏会』のようにラグジュアリー感を演出。二部のテーマは『カジュアル』に和気あいあいと楽しめるように。シーンごとにガラリと雰囲気を変え、ゲストの皆様を最後まで夢中にさせるような結婚式にしたいと、こだわりのつまったお打合せとなりました。
挙式で新婦様がお召しになった一着は、イタリアのブランド『Simonemarulli(シモーネ・マルッリ)』のウエディングドレス。新婦様がお仕事でイタリアへ買い付けに行かれた際に出会われた、特別な一着でした。新郎様は燕尾服をお召しになり、おふたりともに品格がただようクラシカルな装いに。まずはフラワーガール&ボーイのお子様たちにバージンロードに花を添えていただき、和やかなムードのなかで挙式が始められました。厳かな雰囲気や心地よい緊張感のなかでも、新郎様新婦様とゲストの皆様の表情には自然と笑顔が生まれ、あたたかさに包まれたひとときとなりました。
会場コーディネートは、新婦様こだわりのクラシカルかつ華やかな雰囲気に仕上げました。また、新郎様のお好きなバラをエッセンスとして取り入れ、高級感のただよう印象に。BGMにはクラシック音楽をセレクトされ、さらなるラグジュアリー感を演出しました。旧クルペ邸は古くは格式高い会員制クラブであり、多くの賓客をもてなしてきた大人の社交場。ご列席くださるゲストの皆様が『特別感』を感じられるような、上質な空間が実現されました。
新婦様が披露宴にてお召しになった一着目は、イタリアのブランド『CARLO PIGNATELLI(カルロ・ピニャテッリ)』のウエディングドレス。新郎様は、ラグジュアリー感あふれるタキシードをお召しになりました。二着目はラグジュアリーな装いから一転、おふたりともにラフで軽やかな印象に。ドレススタイリストの新婦様が、お客様にドレスをご提案する上で最も大切にされていることは、「結婚式のシーンや雰囲気にあったものをお召しいただきたい」ということ。ご自身の結婚式でも、各シーンと調和するようなドレスをセレクトされ、おふたりと旧クルペ邸の魅力がたっぷりと引き出されたハイセンスな結婚式となりました。
披露宴の後半では、大好きなバラのブーケを持つことが夢だった新郎様のために、新婦様からダーズンローズセレモニーのサプライズ演出が行われました。バラ1本1本には【感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠】と12個の意味が込められており、その言葉のイメージに合う24名のゲストの方々にセレモニーにご参加いただきました。ゲストおひとりおひとりから、メッセージタグのついたバラをお受け取りになる新郎様。さらに新婦様からは8本のバラが手渡され、新郎様の年齢にちなんだ32本のバラの花束が、新郎様のお手元で完成されました。また新郎様から新婦様へも、花束贈呈のサプライズ演出が。お互いがお互いを想いあう、心あたたまるシーンとなりました。おふたりはゲストの皆様とご歓談やお料理も楽しまれ、おふたりらしいおもてなしを叶えた、特別な一日となりました。
この度はおふたりとの素敵なご縁を頂き誠にありがとうございました
ゲストの皆様に感謝を伝えたい、楽しんでほしい、
そしておふたりにとっても一生残る最高の思い出になるように、
いつでも「相手を思う」が軸におありだったのが印象的でした。
これからもおふたり仲良く末永くお幸せにお過ごしくださいね。